2際ぐらいのお子様のおかあさんは、子どもが興味を持っているものに同じように興味を示してあげてください。
子どもが何をおもしろいと思っているか、子どもは指さしや言葉でどんどん伝えようとしてくれます。
子どもが指さしているものに「あそこにネコがいるね」と答えてあげて下さい。
子どもは自分が興味を持っているものに親が興味を示してくれることを大変喜びます。
そのやりとりをたくさんすることで子どもは知らず知らずたくさんの言葉を身につけていくのです。
2歳前後くらいの子どもは、お母さんが自分が指さしているものがわからなかったらわかってもらおうとするでしょう。
たとえば「クマちゃん、飲む」と言われてお母さんがクマに飲み物を渡したとします、でも子どもが本当は、自分がクマにコップを渡したかったとしたら、身振りで一生懸命わかってもらおうとします。
伝えたくて必死に考えているのです。
そのことをお母さんが聞いてあげようとする、このようなやりとりを繰り返すことで、子どもはどんどん言葉を習得します。
お母さんとの会話が楽しくなってくるのです。
楽しい会話を続けられるようにいろんなヒントを出しながら子どもの伝えようとしていることを聞いてあげて下さい。
そしていろいろなことばを使いましょう。
子どもの興味に添って、それらの言葉を使えば子どもはとてもおもしろく感じます。
この時期には、質問形式で問いかけると、子どもが考えて思い出す助けになります。
たとえば「今日は公園で何がいるかしらね?」と言えば、今まで公園に行ったときのことをあれこれ思い出すでしょう。
子どもが答えないときは、お母さんが答えるようにして下さい。
だんだん目の前の具体物以外の話題として、気持ちについて会話ができるようになります。
例えば子どもとお母さんがびっくり箱で遊んでその時の楽しかったことを知っているとします。
お母さんなら「飛び出した」と言えばなんのことかわかるけれども、そのおもちゃで一緒に遊んでいない人にはそのことを説明をしなければいけないということもわかるようになってきます。
会話の相手がどれほど自分の言いたいことをどれくらい知っているかも考えられるようになってきます。
ですから子どもとの会話をどんどん楽しみましょう。