乳幼児は、優れた集中力、どんどん習得しいく学習能力を持っています。
この能力は、すべての子どもに等しく備わっています。
ですから乳幼児期にこの能力をしっかりと発揮できるような経験を持つと持って生まれた能力が十分に生かされて、その後の良好な成長につながります。
その能力を伸ばすためには、こども自身が「これは面白い」と思う好奇心を引き出せるような関わり方をすることが大切です。やってみたら面白いという好奇心を刺激する工夫をして下さい。
乳幼児期の子どもに好奇心を持たせるには、
①「これ面白そうね」と興味を持たせたい物を見せる。
②興味を持たせたいものを、親が使って見せて、とても面白いと親自身が楽しんでみせる。
③「これ何か、お母さんに教えてくれる?」とお母さんができなくて困っているから助けてと頼む。。
子どもが行動したら、「面白いね、がんばったね」とほめ、「こんなこともできるね」と出来たことを具体的に誉めてあげると、さらに好奇心がわき集中力を高めることができます。この時忘れないでいてほしいのは、お母さんが先回りしてやり方を教えたり、「こんな風にしなさい。」などの指示したりしないようにして下さい。
乳幼児期の子どもは、何か新しい出来事や遊びに出合うと、やってみようとし、やってみて、上手くいって面白いなるそのようなサイクルを作っていぅことで新たな知識を獲得していきます。
子どもは、「どうしてだろう。」「こうすればいいのか」と上手にできるようになることでより好奇心がより刺激され、いろいろ知識や集中力を身につけることができます。そして好奇心も増えていきます。
このように好奇心を持ち続ける遊びには、お絵かき、レゴ、粘土遊び、着せ替えごっこなど遊ぶたびにいつも違う経験が出来、いろいろに変化していくものが最も適しています。
電気で動くおもちゃのように動きが決まっていて結果がいつも同じものは、すぐに興味がなくなってしまいます。子どもも遊びに工夫をするということをしなくなります。ただ、ボタンを押してそのおもちゃの動きをみて楽しんでいるだけです。頭を使って楽しんでいないので、興味がすぐになくなってしまうのです。子どもの好奇心をかき立てる工夫ができるおもちゃを選んでもらうのがいいと思います。もうすでに電気で動くおもちゃをお持ちの場合は、手で動かしてこんなこともできるよと新たな興味を引き出して下さい。
ぜひ、楽しく遊びながら子どもの好奇心・集中力を引き出すかかわりをして下さい。